6/14「京都市で行政代執行による空き家の撤去が行われた。」と夜のニュースで映像が流れていました。
京都市の職員が代執行の宣言文を読み上げ、作業員が続々と中に入り、今にも崩れそうな外壁の一部などを撤去しました。ほんとうにひどい状態で、ごみもたくさんあったので臭いもあったのではないでしょうか。木造2階建ての元共同住宅に対し、京都市は、空き家の所有者に8年にわたり指導を続けてきたそうです。今後も修繕される見込みがないと判断されたため、やむを得ず撤去に踏み切ったということでした。
「この土地も家も要らないので行政が引き取ってもらえるんでしょ?」
「このまま放っておいたら国が壊してくれるんでしょ?」との声をお聞きしたことがあります。
残念ながら、行政が引き取ったり、壊してくれることはありません。
今回の京都市の行政代執行による建物は、所有者が判明しているそうです。
所有者の判明している行政代執行の解体は市内で初ということで、撤去にかかる費用約700万円は、所有者に請求されます。
京都市 都市計画局 寺谷 淳 空き家対策担当課長のコメントです。 「空き家はあくまでも個人の所有物ですので、しっかりと個人の所有物という認識を持って適正な管理をしていただきたい。」
家は個人の所有物です。どうしようもなくなる前に空き家のこと相談してください。
人に話すことによって、自分の考えも整理できて、一歩を踏み出すきっかけになります。